国内/海外旅行の帰国便や長期旅行途中の飛行機搭乗のときに気になるのは、預け荷物の重量制限ではないでしょうか。
そこで、飛行機預け荷物の重量オーバーによる超過料金への対策についてシェアしたいと思います。
- 飛行機受託手荷物の重量制限に引っかかって空港で荷物をまとめ直したことはありませんか?
- 荷物の重量オーバーにより追加料金を支払ったことはありませんか?
上記のような経験をしたことのある方に見ていただきたい内容となっています。
これまで30ヶ国以上の海外旅行、何度も重量制限で悩まされた経験のある筆者が解説します。
飛行機預け荷物の重量オーバーや超過料金への対策
飛行機搭乗のときの預け荷物で、できれば重量オーバーにならないようにしたいですよね。
空港で荷物をまとめ直したり、追加料金を支払うということは避けたいです。
旅行先で、日本で購入するより安いと思って購入しても超過料金を支払うことになるのでは結局安くもなんともなかった、ということになってしまいます。
そうならないために、できる対策をまとめました。
行きの荷物を減らす
まずできることの一つとして、「そもそもの行きの荷物を減らしましょう!」ということです。
旅行時にはついあれもこれも持っていきたくなるのですが、帰りにたくさんお土産や自分のものの買い物をしたいと考えている方は、できる限り行きの荷物を減らす必要があります。
もしくは、使い捨てできるものなど帰りに荷物を減らせるものを持っていくようにしましょう。
帰りに捨ててくる予定のものは事前にメモに書き出しておくこともオススメです。
実際に帰国するときになるとまだ使えると思ったり、もったいない気がして捨てられずに持ち帰ってくることがあるからです(体験談)。
航空会社の預け荷物の規定を確認
利用する航空会社の無料預け荷物の重量制限と、預け入れ可能な荷物の個数を旅行前に確認しておきましょう。
事前に自分の荷物の中で帰国時にも捨てられない分の重さを測っておくと、重量制限内で増やせる荷物(つまり、新たに購入してもよい物)の重さが把握できます。
また、機内持ち込み手荷物の重量制限と個数を確認しておきます。
この記事を読んで下さっている方は、エコノミークラスのユーザーが多いかと思っています(私を含め)。
国内線エコノミークラスに搭乗の場合の荷物の重量・サイズ・個数を参考にして下さい(2019.1月現在)。
ANA国内線(預け荷物)
重量:20kgまで無料です。
サイズ:3辺(縦・横・高さ)の合計が203cm以内です。
個数:重量・サイズを満たしていれば制限なしです。
重量超過手荷物料金:
20kgを超え、1個あたりの重量32kgまでの手荷物を100kgまで預けられます。
料金は搭乗区間ごとに異なりますが、一部路線を除いては1kg〜10kg超過で2500円、以降10kgごとに1000円ずつupとなります。
ANA国内線(機内手荷物)
重量:身の回り品を含めて10kg以内です。
サイズ:3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内 かつ、3辺それぞれの長さ55cm×40cm×25cm以内です。
※小型機(座席数100席未満)の場合は別に規格ありです。
個数:身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)のほか、手荷物1個です。
JAL国内線(預け荷物)
重量:20kgまで無料です。
サイズ:3辺(縦・横・高さ)50cm×60cm×120cm以内です。
個数:重量・サイズを満たしていれば制限なしです。
重量超過手荷物料金:1kgあたり、行き先によって200円〜400円です。
JAL国内線(機内手荷物)
重量:合計10kg以内です。
サイズ:合計:3辺の合計115cm 以内で、55cm × 40cm × 25cm以内です。各辺のサイズが既定内でも3辺の合計を超える場合は持ち込み不可です。
※小型機(座席数100席未満)の場合は別に規格ありです。
個数:身の回り品(ハンドバック、カメラなど)のほか、手荷物1個までです。
※国際線の乗り継ぎがある場合には、国際線の手荷物ルールが適用となります。
※国際線のみでも乗り継ぎ便を他の航空会社利用の場合は、搭乗する航空会社全ての預け荷物制限を確認しましょう。
荷物の重量確認
お土産などの購入品は、持ってきた荷物(捨てられるものを差し引いて)と航空会社の規定内の重量を考慮して購入するようにしましょう。
荷物の重量を計測できる、ラゲッジスケールを持っていると頻繁に重量を計測して購入できる量を計算できますね。
持っていない場合は、ホテルで計測器または体重計を貸りるか、他の旅行者に借りましょう。
どちらも難しい場合は、空港で計測するしかないですね。
合計重量は満たしていないが、預け荷物の重量が超過している場合
合計重量は満たしていないが預けスーツケースの重量が超過している場合は、機内持ち込み荷物に分けましょう。
かさばるものはスーツケース内、本類などの重いものをリュックに入れて機内持ち込みします。
機内持ち込み可の1つのバッグの他に、身の回り品は別で持っていける場合があります。
その際は、リュックの他のショルダーバッグに本などの重いものを入れましょう。
受託手荷物が2個まで無料の航空会社を利用する場合は、バッグを2個に分けて重量制限内に抑えます。
全ての荷物の合計重量が少しだけ制限を超過している場合
服装を調整しましょう。
一番重い洋服を着て、靴や小物なども重いものを可能な限り身につけましょう。
全ての荷物の合計重量が、制限を大幅に超過している場合
捨てるものを選別
元々捨てる予定で持ってきたものは、ためらわずに全て捨てます。
その他は、追加料金を支払うよりも安く再購入できるもの(100均で購入したものなど)は捨てていきましょう。
シャンプーやボディソープなどの消耗品でこだわりがないものは、重量がかさみますので捨てる候補になってきます。
捨てるものが決まったら、ただゴミ箱に捨てるよりも必要とする旅人がいれば、あげると喜ばれます。
郵送する
国内線なら郵送するのはアリですね。
重い大きな荷物を持って移動するという煩わしさもなくなります。
国際線の場合は郵送すると料金が高くついたり、到着に時間を要することがほとんどです。
預けられる範囲内であれば、超過料金を支払って受託手荷物にした方がいいと思います。
事前に追加料金を支払い、受託可能な荷物の重さまたは数を増やす
全ての荷物の合計重量が制限を大幅に超過している場合は、諦めて追加料金を支払いましょう。
搭乗日当日よりも前に受託可能な荷物の重さまたは数を増やしておきましょう。
航空会社によりますが、事前に申請しておくと搭乗当日に追加料金を支払うよりは安くなるケースが多いです。
その際には、重量を増やすのと個数を増やすので安い方を選択します。
荷物超過防止にあると便利なグッズ
ラゲッジスケール(ラゲッジチェッカー)
好きなときに計測できるラゲッジスケールを持っていると便利です。
買い物をした後に測ってみて、まだ軽いようなら買い足ししたりと調整できます。
空港で焦ることがなくなります。
帰り用の荷物分け用バッグ
受託手荷物が2つまでOKの場合は、帰りに利用する用のバッグをもう一つ持っていきましょう。
事前に持っていると、いざ荷物を分けなければいけなくなった時にスムーズです。
現地で購入しても良いですが、すぐに適当なものが見つかるかは分からないし、それを探す時間があったら観光した方が良いと思います。
まとめ
荷物は、空港に行く前に事前に整えておきたいですね。
空港で重量を測る予定の時や不安がある時は、焦らずに済むように早めに空港へ行きましょう。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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